2006年05月25日 Thu

プリペイドカード【日記】

たった数秒の差が、重大な損失を生むことがある。



先日、ちょっと在学証明書というものが必要になりました。説明すると、あなたはこの大学に在籍していますよ、という証明書です。うん、そのままだ。どうやらこの証明書、大学の事務室などが集まっている建物に発行する機械が設置してあり、そこで入手できるらしい。なので、4限目の授業がおわったあとにそこにいってみました。


すると、コピー機の横になにやら大きなモニター付きの機械が置いてあります。さっそくその機械で証明書を発行しようとしたら、お金を入れる場所がない。その代わりに、プリペイドカードを入れる部分がある。なんか嫌な予感がする。


証明書を得るにもお金がかかる、というのは分かっていました。しかしまあ、おそらく数十円、高くても200円はしないだろう、と思っていました。そして実際、証明書は100円だったのですが、問題はプリペイドカードですよ。僕はそんなもの持っていません。つまり、カードを買わねばならない。僕の胸に暗雲が立ちこめる。


証明書を発行する機械の横をみると、ありました、プリペイドカードを自動で販売している機械が。いわゆる自動販売機が。その販売機をちょっと見てみる。


「証明書用プリペイドカード 1,000円」


ほらきた。
どうせそんなことだろうと思った。


在学証明書なんて、年に1回必要になるかならないかというものですよ。なぜそんなもののためにわざわざプリペイドカードが売られているのか。詐欺なんじゃないか。10年間大学に通えとでも言うのか。そしたら僕は卒業時31歳ではないか。まともに就職できず中高年ニートへの道まっしぐらではないか。


そんな被害妄想は置いとくとして、100円しか使わないのに1,000円のカードを買わねばらないというのは何とも不合理な話です。人類の文明の発達がもたらした現代の病理を垣間みた気がしました。おそらく、残りの900円分は数ヶ月、あるいは数年間使わないままとなり、ふたたび必要になったときにはカードをなくしているのが関の山です。まあ、それがあちらさんの狙いかも知れないがね、へへへ。


卑屈になりつつも、買わないわけにはいかないので1,000円札を機械に入れます。

僕「ああ、さようなら、僕の英世‥‥‥」

機械「ウィーーーン」(訳:へへ、ありがとよ兄ちゃん。まいどありっ)

そしてボタンが赤く点灯したのでボタンを押しました。
ぽちっ。

「あ〜あ、買っちゃった」

ん?

「買っちゃったねぇ〜」

先ほどの4限目でおなじ授業に出ていたおなじ学科の子が、そういいながら近づいてきました。なんなんだいったい。まるで何かの罠にひっかかっちゃったみたいな言い方じゃないか。僕だって買いたくはなかったけれど、仕方ないじゃないか。これが非情な現実なんだ。

「あたしに100円くれればカードかしてあげたのに」

まじかよ。
ああ、あと5秒はやく、それを言ってほしかった。


たった数秒の差が、重大な損失を生むことがある。
posted by グレエ at 01:47 | Comment(5) | TrackBack(0) | edit


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