2006年07月04日 Tue

モスバーガー【日記】

モスバーガーのキャッチコピーにはすばらしいものがある。


現在ハンバーガー業界を独走しているマックに負けじとがんばるモスバーガー。モスの売りはおしゃれな内装や、マックよりやや高級感漂うメニューであるが、それだけではない。モスバーガーは店内のいたるところに掲げられた言葉に神経を使っているのだ。きょう、授業と授業のあいまに訪れたモスでも、さまざまな気の利いたキャッチコピーを目撃した。まずは壁に架かっていた押し絵入りのポスターから。


おいしいコーヒーの時間を過ごしていただきたくて、モスのコーヒーは、注文があってから一杯ごとにおいれしています。
さ、ゆっくりと、どうぞ。
HAMBURGER IS MY LIFE



「おいしいコーヒーの時間」という詩的な表現や、さいごの「さ、ゆっくりと、どうぞ。」というフレンドリーな語りかけがなかなかすばらしい。しかしそれ以上に秀逸なのが「HAMBURGER IS MY LIFE」という一文。訳すと「ハンバーガーは私の命」となる。やや意訳すれば「ハンバーガー命」。どんだけハンバーガーが好きなんだ。


ふと見ると、テーブルの上に置いてあるおすすめメニューのような紙にも何かおしゃれな手書き風文字でキャッチコピーが刻まれています。


雨あがりの匂いが好き。 モスバーガー



ああ、そうなんですか。それはよかったですね。としか言いようがない。それに、なんか作者の名前っぽく「モスバーガー」と書いてあるけど、お前は誰なんだと問いたい。さらにその紙の裏面をみるとこんな文字が。


シャキッとしてる? モスバーガー



はっきり言って余計なお世話だ。
その紙にはまたこうも刻まれていた。


じつは、モス生まれ。
テリヤキバーガー 300円



「テリヤキバーガーというとどうしてもマックの方を連想してしまうけれど、ほんとはウチが元祖なんだぜ! マックじゃないんだぜ! ファック・マック! ファック・ドナルド!」というモスの悲痛な叫びが伝わってくるようです。


次に、カウンターに置いてあった「MOS MENU BOOK」という冊子を手に取り、ページを開いてみました。さすがモス。マックの雑然としたメニューとは違って、イラストやデザインもシンプルでしゃれたものに仕上がっています。そこに乗っていたテリヤキバーガーの説明文。


しょう油と味噌の香ばしさ、モスが元祖の和風バーガー。



やはりモスは、テリヤキバーガーはウチが元祖なのだということをなんとしても主張したいらしい。そんなにこだわることもない気がするけれど。次にテリヤキチキンバーガー。


直火で焼いたチキンが香ばしい、モスが元祖の和風バーガー。



どうやらモスバーガーは、和風バーガーの元祖であることにこだわっているらしい


ヨーロッパのカフェみたいな店内からは分からない、モスの「和」への意外な執着を垣間みてしまいましたが、やはりメニューの文章でもかなり凝っている。糸井重里もうなるような名文句ばかりです。そんな珠玉のキャッチコピーの数々をみて、お店を出ようとした時でした。先ほどは気づかなかったけれど、レジの横に大きな文字でこんな文章が印刷されていました。


レタスが、ぶあつい。



正直、感動した。これこそ究極のキャッチコピーではないかと思う。無駄な文章を極限まで削って削って、さいごに残されたもっとも純粋なことば。


IT革命が進み、情報の洪水のなかで溺れ死にそうになっている現代日本において、モスバーガーのシンプルなキャッチコピーには見習うべきものが多い。長い文章なんて、必要ないのです。なんだか僕が言うのは間違っているような気もするけれど、ほんとうに力のある言葉というのは、短く本質を突いたものだと思います。


きょうはそんなモスの精神を見習って、さいごはシンプルにしめることにします。














彼女が、欲しい。
posted by グレエ at 23:48 | Comment(10) | TrackBack(0) | edit


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