2006年08月16日 Wed

吉野家事変【日記】

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」


きょう、なんとなく二条城を観光してみようと京都市内へと出かけたのですが、昼時でお腹が空いたので京都駅の吉野家に入店したときのことです。店内には東南アジア系と思われる外国人の男性が2人、おそらく30代から40代くらいの男性2人がいました。僕が店員のお姉さんに「並」とだけ告げたそのとき、その男性2人が食事を終えてお金を払っていたのですが、そこからがすごかった。

「ありがとうございましたー」と店員さん。すると、
「アリガト、ゴザイマシター」と男性。しかも、超笑顔。

うん、ここまでなら心温まる国際交流、さすが観光都市京都、ということで収まったのですが、彼らはそれだけでは終わりませんでした。

「スマーイル! スマーイル!」」

カメラを構え、緑色のシャツを着た男性が店員のお姉さんに言います。

「スマーイル! スマーイル!」
「え、ちょ、ちょっと‥‥‥」

お姉さん、明らかに迷惑そう。


お姉さんは嫌がっているにも関わらず、笑顔のベストショットを要求し続ける緑色のシャツ。そしてさらに追い打ちをかけるように、灰色のシャツを着たもう一人の東南アジア系の男性が冒頭に書いたように「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」と笑い続けている。うん、何かが狂ってきている。


スマイルどころか、明らかに迷惑そうな顔をするお姉さん。カメラを構える緑シャツ。隣で笑い声というか奇声を上げる灰色シャツ。彼らとお姉さんのちょうど真ん中で豚丼の並を食べる僕。そこはもはや、いつもの吉野家ではなくなっていました。

パシャ。

撮った、撮りやがった。いったいなぜそれほどまで店員のお姉さんを写真に撮りたがるのか理解できないのですが、結局撮ってました。しかも、店員のお姉さんとカメラの間にいた僕もたぶん写った。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

写真を撮ったことがなぜそれほどおもしろいのか理解できないのですが、笑い声というか奇声を発する東南アジア系の男性2人。もう、ど、う、に、も、と、ま、ら、な、い、ってほどに止まらなくなった2人。もう彼らを止める術はありません。


すぐ出て行けばいいものを、またしても、

「アリガト、ゴザイマシター」

と言う2人。

「ありがとうございました」

と、浮かない顔で言う店員のお姉さん。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

笑う2人。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

ずっとその彼らの状況を見守っていた僕にさえ、笑いのきっかけが分からない。若い娘さんなんかのことを「箸が転げてもおかしい年頃」なんて言ったりしますが、彼らはあの歳にして若い娘の心を持っているのだろうか?


しばし店内で笑い声というか奇声を発したあと、もう満足したのか、店の外に出て行こうとして出入り口のボタンに指を当てていました。しかし、緑シャツが出ようとしたそのドアは、使用中止になっていたドアでした。だから何度指を押し当ててもドアは開かないのですよ。そしてそれに気づいた緑シャツが、

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

つられた灰色シャツも、

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

うん、どう控えめに捉えても、彼らはバカだと思いました。


異常な空間のなかで豚丼を食べ終えた僕。さて、予想だにしないハプニングを経験してしまったけれど、腹ごしらえも済んだことだし、目的地の二条城へゴー。途中、京都駅前の眼鏡屋でしばらく眼鏡を物色したり、書店をぶらついたり、旅行用品などを購入したりしてゆっくりと二条城へ向かいました。


午後4時30分、二条城到着。しかし、そこには非情な文字が。


「本日は午後4時で公開が終了いたしました」


どう控えめに捉えても、僕はバカだと思いました。
posted by グレエ at 23:48 | Comment(4) | TrackBack(0) | edit


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