2006年09月23日 Sat

野口を追え【日記】

全国7億5000万人の野口さんファンのみなさま、大変お待たせいたしました。本日はいよいよドイツ滞在中の野口さんについてです。え、何? 野口さんを知らないって? ほら、あいつあいつ。僕とおなじ学科でメガネの。そうそう、その男嫌いの方! はい。では疑問もすっきり解決したところで本題に入りましょう。


一言で表すなら、ドイツでの僕と野口さんはまるでフライデーの記者とセレブのごときイタチごっこを繰り広げていました。はじまりは某観光地でのやりとり。

「野口さん、いっしょに写真撮ろうよ」
「あ、ごめん。あたし写真嫌いだから」

この一言が僕の中の何かを変えました。それからというもの、ビアガーデンで、湖の上で、お城で、あらゆる場面で繰り広げられる不毛な会話。

「野口さん、いっしょに写真入ってよ」
「だから、写真は無理」

「野口さん、2人じゃなくてみんなでならいいでしょ?」
「いや、写真はやだ」

「のぐ」
「やだ」

彼女が5回目に写真を拒むようになったころ、僕は一つの厳然たる真実にたどり着きました。

(もう、不意打ちしかねぇ)

それからは、僕がカメラを構える。奴が何かに隠れる。僕がカメラを構える。奴が後ろを向く。僕がカメラを構える。奴が走り去る。そんなマリオとテレサにも似たイタチごっことなりました。いったい何が彼女をそこまで写真嫌いにさせたのか。写真に写ると魂が抜かれるって信じてるんじゃないか。減るもんでもあるめぇしエエやないか。そんな疑念に頭を悩ませながら、本場ドイツのビールをうまうまとジョッキで飲み干す野口さんにカメラを向けたところ。

「そんなにあたしの写真が欲しいなら、むかしの写真あげるよ」

いらんわそんなもん。っていうか僕は野口さんの写真が欲しいわけではないのだ。野口さんの写真を撮る、という事実が欲しいだけなんだ。


そうこうするうちにドイツ滞在も残り1週間。野口さんとのツーショットは愚か、野口さんを含めた集合写真さえ僕のデジカメには入っていない。ちくしょう。僕のこのドイツ留学は何だったんだ。ホストファミリーとの会話、毎日のドイツ語の授業、週末の楽しかった旅行、おいしかったドイツのビールやソーセージ。ほんとうに楽しい3週間でした。先生、そしてみんな、本当にありがとう。数十年後、またみんなでドイツに来て、この留学のときの思い出話を肴にビールを飲みたいね。って、違う! いや、それはたしかにそうなんだけれども、いまの問題は野口さんの写真だ。


帰国数日前、某ビアホールにて。

「野口さん、おなじ学科の4人みんなで写真撮ろうよ」
「やだ」

思わず懐のワルサーP-38に手をかけそうになる僕。

「もうすぐ帰国だし、1枚だけ」
「無理」

思わず懐のワルサーP-38を取り出し引き金に指をかけようとして、ワルサーを所持していないことに気づきハッとする僕。右手人差し指が虚しく空を切る。

「じゃあ、そのパン撮らして」
「うん」

ということで、ドイツ滞在中、唯一撮影に成功した野口さんの画像がこちら。


野口の手



いや、手だけとか、何の意味もないし。
posted by グレエ at 05:46 | Comment(13) | TrackBack(0) | edit


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