2006年10月17日 Tue

真っ白な画用紙【日記】

一日のはじまりはいつだってそうで、まるで真っ白な画用紙を目の前にしたような高揚感を覚える。


しかしそんな草原で手を広げてくるくる回る少女のような爽やかな気持ちとは裏腹に、今日の朝は最悪のすべりだしとなった。ドアを開けた瞬間に僕の目と心に突き刺さったカップルの光景。なかよさそうに部屋から出てくる大学生のカップルだ。一瞬のうちに僕の心はずたずたに引き裂かれ、ついさっきまで草原でくるくる回っていた少女は嘔吐しだした。


また、これは講義が終わったあとのことだった。僕は少し勉強をしてから帰ろうと思いいつものカフェに立ち寄った。店員と「アイスココア」「はい、少々お待ちください」「今日はいつもより綺麗だね」「ありがとう」なんてココアみたいに甘い会話を心のなかだけで楽しんだら僕はまたひとりぼっち。席に座り教科書を取り出す僕。隣に座るおばさんたち。ペンを走らす僕。病気の話に夢中になるおばさんたち。暗記に勤しむ僕。「座薬」「外反母趾」「切除手術」といった単語を連呼をするおばさんたち。お願いだからすぐ隣で靴を脱いで外反母趾を見せ合うのはやめてくれ‥‥‥。



そんなこんなでまた一日が終わった。真っ白だった画用紙が一枚の絵として完成したのだ。そこに描かれたのは、カップルに心臓を貫かれおばさんたちに外反母趾の足で踏みつけられる血まみれの僕の姿。ある意味斬新な名作かも!
posted by グレエ at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | edit


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