2006年03月12日 Sun

アダルト【日記】

清水義範の新作『「大人」がいない』を読みました。

この本に書いてあることは、一言でいえば、いまの日本には、むかしのようにしっかりした「大人」がいなくなってしまったのではないかということです。もちろん、単に身体的に成熟した大人という意味ではなく、「知恵や分別のある人間」という意味での「大人」がいないということです。



僕はこれまで、ことあるごとに考えてきました。



「自分は大人なのかどうか?」



最初はいつごろだったでしょう‥‥‥。たぶん中学を卒業したくらいのときだったとおもいます。卒業式か何かで、先生や親に、

「中学を卒業すればもうほんとなら働ける年齢だ。きみたちはもう子どもじゃないんだ」

みたいなことを言われたのを覚えています。しかし、グレエ少年は考えました。校長先生のドラえもん柄のネクタイかわいいなぁと思うと同時に、こんなことも考えました。


(そんなこと言われたって、どう見ても俺たちはまだ大人ではないだろ?)


そうして、それからというもの、僕は大人と子どもの境目をさまよう長く壮大な旅に出たわけであります。

15くらいになれば、体つきは大人とおなじになるけれど、しかし一方で、映画館では大人料金を取られません。

16になればアルバイトなどもできるようになるけれど、しかし一方で、タバコやお酒は禁じられます。

18になれば結婚もでき車の免許も取れるけれど、しかし一方で、選挙の投票権は与えられません。




そんな、大人でも子どもでもないという、世にも奇妙な世界を遍歴すること数年。

僕はもう21になりました。



もう一度問うてみよう。

僕はもう立派な「大人」なのであろうか?




‥‥‥悪いけど、どうも、そんな気はまったくしません。

2浪したせいで成人式に出られなかったのは事実ですが、それとは無関係に、大人になれてない気がします。やっぱりまだ、中間の存在だという気がしてしまいます。



第一、経済的に自立していません。この年になってまだ学生気分なのです。というか、実際にまだ学生です。働いていないのです。




























働いたら負け.jpg




イヤイヤイヤイヤ、別に、働いたら負けかなと思ってるわけじゃないんだけどね。







僕が、自信を持って、完璧に「大人になった」と言える日はくるのだろうか?








PS.「アダルト」というタイトルをみて別の内容を想像していた人はもっと疑い深くなりましょう。
posted by グレエ at 19:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | edit


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この記事へのコメント
TBありがとうございます。

本書はとても気に入った一冊です。
日本に大人がいないとは。

これからもよろしくお願いします。
Posted by VIVA at 2006年03月13日 02:25
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