2006年06月02日 Fri

男は苦手ですか?【日記】

野口さんは、語学の授業でいっしょの女の子です。おなじ学科だし、去年からいくつか共通の授業を取っていたにも関わらず、僕はほとんどしゃべったことがなかったのですよ。でも、これからも接する機会が増えそうな感じなので、これはそろそろ仲良くなっておかなくては、と考えていたのです。

ただ、問題が一つだけありました。


野口さんが男としゃべっているのを見たことがない


うん、いつ見ても仲良しの女の子としかしゃべっていないのですよ。彼女の顔を覚えてからかれこれ1年以上経ちますが、男としゃべっている姿はビタ一文見たことがない。いつも仲良しグループみたいな人たちとばかりしゃべっている。これはどう好意的に解釈しても、男の僕が仲良くなるのは難しい。つまり、図で示すとこれくらい難しいのです。


野口さんと仲良くなる>>>【越えられない壁】>>>司法試験>東大>京大


そんな、男を寄せ付けない鉄壁のごときオーラを攻略すべく、僕は立ち上がりました。‥‥‥いや、別に、あれだよ?好きとかそういうんじゃないよ? でもなんか、こう、僕のなかのチャレンジ精神のようなものをくすぐるのですよ。とうてい不可能だと思われるようなことにこそ挑戦したくなるのですよ。届かないって言われたってそのままジャンプしたい年頃なんですよ。

まあ、なぜ彼女と仲良くなりたいのかと聞かれれば、ごちゃごちゃ言うより、こう答えるのがもっとも適切だと思う。



「そこに野口さんがいたから」




さて、まずなんと言って話しかけようか悩むわけです。まさか、いきなり「きょうの夜暇?いっしょに夕飯たべない?」なんて言うことはできない。下手にそんなこと言ったら、「えっ?何なのいきなり?あんた何様?」とか言われかねない。そしたら僕はショックのあまり耳から脳が飛び出して死んでしまうかもしれない。


そこで閃きました。

そういえば、火曜日に遠い方のキャンパスで彼女を何度か見かけたことがある。ふつう2回生はそっちの方のキャンパスにはいかないのに、僕とおなじ曜日に彼女も遠い方のキャンパスで授業を取っているのですよ。これは会話のきっかけとしては申し分ないでしょう。おそらくこうなるはず。


「ねぇねぇ、野口さんって火曜日に市内のキャンパスにいるよね?」

「えっ? なんで知ってるの?」

「ときどき見かけるからさ」

「あっ、そうなんだ。グレエくんも火曜日あっち行ってるんだ。何の授業とってるの?」

「3限の○○先生の授業」

「へー、わたしの友達もそれとってるよ!おもしろいって言ってた」

「野口さんは?」

「あたしはねぇ‥‥‥」


って感じで親しく会話できるに違いない。打ち解けたひとときを過ごし、彼女との距離は急接近、キャンパスで顔を合わせたら白い歯をキラーンと輝かせて笑顔で手を振ってくれるぐらいになるかもしれない。よし、これでいこう。


そうして語学の授業が終わったあと、すぐ後ろの席に座っていた彼女の方をふりむきました。もちろん、自然に話しかけるために、あらかじめ彼女のすぐ前の席に座っていたのです。すべて計画通り。夜神月も取り乱すほどに計画通り。幸い、このとき隣の席に座っていた女友達との会話も途切れていました。もう僕と彼女を邪魔するものは何もありません。あそこに児玉清がいたら、間違いなく「アタック・チャンス!」と言ったであろう絶好のタイミング。あとは勇気を出して彼女にアタック‥‥‥じゃなかった、話しかけるだけだ。

いけっ、グレエ!



「ねぇねぇ、野口さんて火曜日に市内のキャンパスにいるよね?」



言った!言った!言ったぞ!
さぁこい! これで文句なくきっかけはできた! あとに待つのは楽しい語らいのひととき、ふたりだけのアバンチュール!



















えっ?なになにっ!?どうしたのいきなり!?






(あっ‥‥‥いや‥‥‥僕はちょっとお話したかっただけなんだけれど。いきなり夕飯に誘ったわけでもないのに、そんなにびっくりすることないんじゃないか? ただの、何気ない、学生同士のふつうの会話じゃないか? 僕はあくまで自然に話かけたつもりだったけれども、無意識のうちに触れてはいけない部分に触れてしまったのかな? いや、さきほどの発言の中にそんなセンスィティブな内容が含まれているなんてありえない)


などと思って呆然とそこに立ち尽くしていると、そこに入ってきたのが野口さんの友人。


「グレエくんあっちのキャンパスの授業とってるんだ。何の授業とってるの?」

「○○先生の授業だよ」

「ああ!それ、順子ちゃんもとってるよ!」

そこで野口さん、

「ああ!順子もそれとってるんだー。まだ2回生なのに」







結局また友人と話し始めちゃったよこの人。しかも、僕、放置されちゃったよ。







きょう、野口さんと話をした時間は実質5秒程度
どうやら、男の僕が彼女と親しくなれる日は、まだまだ遠い先のことになりそうです。
posted by グレエ at 18:13 | Comment(6) | TrackBack(0) | edit


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この記事へのコメント
続く・・・!!     、、のか?
Posted by 宗介 at 2006年06月02日 18:50
続け・・・!!     、、てください。
Posted by 光 at 2006年06月02日 19:27
ん?


どうやらオチが分かりづらかったようですね‥‥‥orz
ということでちょっと書き足しました。
Posted by グレエ at 2006年06月02日 20:48
 野口さん、男に拒絶反応があるのかな…。
 確かに女5人とかで話しているところには入りづらい。無理矢理入って辛い思いをしたこと数知れず。
Posted by kevin at 2006年06月02日 23:43
ちびまる子の野口さんを想像したのは俺だけでは無いはず。
Posted by 13番 at 2006年06月03日 09:19
>kevinさん
外から見ると女ばかりのなかに男一人というのはうらやましいですが、実際そうなってみるとなかなか気まずいものですよね。

>13番
クックック‥‥‥そう思う人もいるだろうと思ったよ。(野口さんの声で)

ちなみに、野口というのは仮名です。ってか、このブログで書く知人はすべて仮名。
Posted by グレエ at 2006年06月04日 00:55
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