2006年08月29日 Tue

これあいのり?【日記】

彼女をつくるためにドイツまできたのに、一向にできる気配がありません。いっしょに参加したメンバーは、女性が14人、男が僕を含めて5人なのだから、理論的には3人、運が悪くても2人は彼女ができるはずなのですが、現在のところ1人も彼女ができません。どうなってんだドイツ。このままじゃラブワゴンからおりれない。ラブワゴンとか乗ってないけど。


あ、そうそう。いっしょにドイツにきたメンバーに野口さんという人がいるのですよ。ほぼ半年計画で親しくなろうと努力してきた、同じ学科の野口さん。実は彼女もドイツにきてます。話しかければそこそこしゃべってくれるようにはなったのですが、野口さんの方から話しかけてくれるまでにはいたっていません。この前ある湖にメンバー全員ででかけたときに野口さんと僕を含めた4人で写真を撮ろうとしたら逃げられ、そのあとツーショットを撮ろうとしたらまた逃げられました。どうなってんだ野口。くやしいから不意打ちで変な顔撮ってやった。


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2006年08月23日 Wed

ドイツ寒い【日記】

ドイツも今は夏だと言っていた人全員の頬をビンタしてやりたい。一列に並べて端から端までダッシュしてビンタしてやりたい。どこが夏だ。太陽出てなかったら晩秋じゃねぇか。


さて、今回はネットカフェから久々の更新となります。当初の予定では、ここで数日分の過去の日記も一気にアップするはずだったのですが、USBフラッシュメモリの使用は別料金になるとのこと。まあ、たいした値段ではないので払ってもいいのですが、面倒だしあんまり書いてないし書いてある日記もくそみたいなものしかないので、その日記はお蔵入りにしようと思います。



帰国は9月18日なのですが、それまでにまた更新するかどうか微妙になってきました。ネットカフェだとなんか気が散ってゆっくりと書く気になれないのですよ。隣のインド人っぽい子どもがさっきからコーヒーだらだらこぼしながらクリック連打してるし。
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2006年08月17日 Thu

絶滅危惧種と言わないで【日記】

僕はいつだって少数派だった。


小さな村の、小さな中学校。一学年に17人しか生徒がいなくて、部活動もたったの3つしか存在していなかった。野球部、バレー部、そして音楽部。大半の生徒が野球部とバレー部に入部するなか、音楽部に入部したのは、僕の学年ではたった3人だった。

「男のくせになんで音楽部なんか入ってんだよ」
「女みたいだな」

野球部に入ったクラスメイトからは、ときどきそんな風にからかわれた。


高校進学。多くのクラスメイトが何人かでおなじ高校を受験するなか、僕はたったひとりだった。友達同士でおなじ学校に進学できるのはたしかに羨ましかったし、ひとりで遠くの高校へ通うのは不安だったけれど、僕は自由に生きたかったんだ。

「他人に流されちゃいけない。自分の道を進んで行けばいい、たとえひとりぼっちでも」


そして大学進学。田舎ではあっても、東京まで2時間とかからない場所に住んでいたのに、僕は京都の大学へゆくことを選んだ。地元の友人も、高校のクラスメイトも、ほとんどが関東の大学へ進学したけれど、僕はたとえ少数派になったとしても、心細かったとしても、自由に、心の赴く場所へ行きたかったんだ。



そんな僕だから、もちろんパソコン選びでも大衆に迎合したりなんてしない。自分がよいと思ったもの、よいと感じたものを選ぶ。そして、清潔感漂う真っ白なボディ、暖かみのある画面、そしてリンゴのマークに魅かれて、現在愛用しているiBookを選んだ。マッキントッシュ。そう、マックである。

「マックって一回も触ったことないんだよね」
「え、クリックのボタン一つしかないの?」
「マインスイーパもソリティアもないの?」
「やっぱウィンドウズでしょ」

そんなかずかずの罵倒にも負けず、僕はマックを愛用している。なにがウィンドウズだ。なにが窓だ。そんなクリックのボタンが2つもついてる機種には興味ないね。IE? なにそれ? そんなブラウザあるの? こっちはSafariだよ、Safari。いま時代はSafariなんよ。と言いつつマックを愛用している。


普及率という名の権力にひれ伏し、身も心もマイクロソフトに売り払ってしまった大衆たち。彼らはとにかくマックをバカにしがちだが、それは大きな間違いである。はっきり言おう。マックはウィンドウズより優れている。だいたい、マウスというものを先に採用したのはマックの方だし、パソコンに斬新なデザインを取り入れたのもマックが先。機能だって負けていないはずだ。



あ、そうそう。動画を無料でみられるGyaOというサイトが流行っているらしく、先日、人に勧められてGyaOに入会したのですよ。入会さえ済ませればあとはニュースもアニメも見放題ということだったのですが、いざ入会して再生ボタンを押しても一向に画面が動かない。ダウンロード中なのかな、と思ってしばらく待ってみても、何の変化も現れない。変な胸騒ぎを感じた僕はさっそくGoogleに「GyaO」や「マック」といった単語を入力し、検索してみました。すると、あるサイトにこんな文が。


Gyaoは録画できないようにDRMという技術を使っています。
最初にメールを登録した人は知らないうちに認証されて、意識せずに見られるようになります。
MACの人。
このDRMという技術に対応したプレーヤーがないので見ることができません。
対応のプレーヤーを待つしかありません。



また、別のサイトではもっとストレートに、


現在、GyaOの動画はMac OS Xでは見ることができません



という、死の宣告とも取れる文字が書かれていました。



あー、マックってほんと不便だよなぁ。
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2006年08月16日 Wed

吉野家事変【日記】

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」


きょう、なんとなく二条城を観光してみようと京都市内へと出かけたのですが、昼時でお腹が空いたので京都駅の吉野家に入店したときのことです。店内には東南アジア系と思われる外国人の男性が2人、おそらく30代から40代くらいの男性2人がいました。僕が店員のお姉さんに「並」とだけ告げたそのとき、その男性2人が食事を終えてお金を払っていたのですが、そこからがすごかった。

「ありがとうございましたー」と店員さん。すると、
「アリガト、ゴザイマシター」と男性。しかも、超笑顔。

うん、ここまでなら心温まる国際交流、さすが観光都市京都、ということで収まったのですが、彼らはそれだけでは終わりませんでした。

「スマーイル! スマーイル!」」

カメラを構え、緑色のシャツを着た男性が店員のお姉さんに言います。

「スマーイル! スマーイル!」
「え、ちょ、ちょっと‥‥‥」

お姉さん、明らかに迷惑そう。


お姉さんは嫌がっているにも関わらず、笑顔のベストショットを要求し続ける緑色のシャツ。そしてさらに追い打ちをかけるように、灰色のシャツを着たもう一人の東南アジア系の男性が冒頭に書いたように「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」と笑い続けている。うん、何かが狂ってきている。


スマイルどころか、明らかに迷惑そうな顔をするお姉さん。カメラを構える緑シャツ。隣で笑い声というか奇声を上げる灰色シャツ。彼らとお姉さんのちょうど真ん中で豚丼の並を食べる僕。そこはもはや、いつもの吉野家ではなくなっていました。

パシャ。

撮った、撮りやがった。いったいなぜそれほどまで店員のお姉さんを写真に撮りたがるのか理解できないのですが、結局撮ってました。しかも、店員のお姉さんとカメラの間にいた僕もたぶん写った。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

写真を撮ったことがなぜそれほどおもしろいのか理解できないのですが、笑い声というか奇声を発する東南アジア系の男性2人。もう、ど、う、に、も、と、ま、ら、な、い、ってほどに止まらなくなった2人。もう彼らを止める術はありません。


すぐ出て行けばいいものを、またしても、

「アリガト、ゴザイマシター」

と言う2人。

「ありがとうございました」

と、浮かない顔で言う店員のお姉さん。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

笑う2人。

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

ずっとその彼らの状況を見守っていた僕にさえ、笑いのきっかけが分からない。若い娘さんなんかのことを「箸が転げてもおかしい年頃」なんて言ったりしますが、彼らはあの歳にして若い娘の心を持っているのだろうか?


しばし店内で笑い声というか奇声を発したあと、もう満足したのか、店の外に出て行こうとして出入り口のボタンに指を当てていました。しかし、緑シャツが出ようとしたそのドアは、使用中止になっていたドアでした。だから何度指を押し当ててもドアは開かないのですよ。そしてそれに気づいた緑シャツが、

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

つられた灰色シャツも、

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

うん、どう控えめに捉えても、彼らはバカだと思いました。


異常な空間のなかで豚丼を食べ終えた僕。さて、予想だにしないハプニングを経験してしまったけれど、腹ごしらえも済んだことだし、目的地の二条城へゴー。途中、京都駅前の眼鏡屋でしばらく眼鏡を物色したり、書店をぶらついたり、旅行用品などを購入したりしてゆっくりと二条城へ向かいました。


午後4時30分、二条城到着。しかし、そこには非情な文字が。


「本日は午後4時で公開が終了いたしました」


どう控えめに捉えても、僕はバカだと思いました。
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2006年08月15日 Tue

お盆【日記】

お帰りなさいませ、ご先祖様。


ということで、お盆です。メイド喫茶ならぬ冥土から、しばしのあいだご先祖様たちが現世に戻ってくるという非常にファンタジックなイベントです。僕もおととい、13日まで実家にいましたので、このイベントにちょっとだけ参加しました。


その日、リビングで狂ったようにニンテンドーDSのテトリスをやっていました。21の青年が実家でごろごろしてテトリスに熱中している光景はニートそのもの。なんだか悲壮感さえ漂い、お母さんごめんなさい、こんな僕を許して、と言いたくなってしまいそうなんですが、あまりのおもしろさにテトリスに熱中していました。

「ほら、グレエ。お盆様迎えに行くよ」

はて、お盆様? お盆様を迎えに行く?


僕はあまり仏教に興味がないので詳しくは分かりませんが、そういえば毎年この時期になるとお墓参りにいっていた気がする。どうせ暇ですし、せめて家の行事ぐらいは参加してニートとの違いを見せつけてやろうと思い、祖母と母とともにお墓へ向かいました。


お墓では祖母が墓をきれいに掃除し、母がお花をさし、僕がその光景をぼーっと見ていました。

「グレエ、お線香あげて」

やった、僕にも手伝えることがあるんだ! と、歓喜のあまりお線香を7本ぐらいあげました。よし、仕事した。これでもうニートじゃない!

「グレエ、そっちのゲンさんのとこにもやっといて」

OK、グランマ。引き続き働き者の僕はゲンさんのお墓にもお線香をあげときました。そのゲンさんという人がいったいうちの家族とどういう関係なのか皆目分からないのですが、とりあえずゲンさんにもあげておきました。お帰りなさいゲンさん。


一通りお墓参りが済んで家に戻ろうかというとき、母がお墓の近くで何やら新聞紙と何かの木にライターで火をつけはじめました。そして、燃える新聞紙と木からモクモクと煙が。どうやらこの煙を目印に、ご先祖様たちは現世に戻ってくるようです。ま、カーナビみたいなものですね。


自宅の前まで来ると、またしても母が新聞紙と何かの木に火をつけました。どうやらこの煙を目印に、ご先祖様たちは現世に戻ってくるようです。ま、EZナビウォークみたいなものですね。


ふぅ、これでようやくご先祖様たちは道に迷うこともなく家に戻って来れるはずです。小さい頃いっしょに遊んでくれたひいおじいちゃんやおじいちゃん、あと、僕が生まれる前に亡くなったひいおばあちゃんやずっと昔のご先祖様たちも来てくれるはず。あんまりいっぱい来ると家に入りきらないんじゃないかな、大丈夫かな? なんて思いながら、やおらニンテンドーDSのスイッチを入れようとしたときでした。

「グレエ。ちょっとお寺さんいってきて」

祖母がそういい、封筒と風呂敷に包んだお金を手渡してきました。あれ、さっきの儀式でご先祖様たちは帰ってくるはずなのに、なぜまたお寺なんぞに? と疑問に思うのですが、まあ宗教的なアレだろうと思い、ニートではない働き者の僕は素直に引き受けました。


お寺にゆく途中、玄関先にキュウリやらナスに割り箸を4本さして動物みたいにしたものが置いてある家がありましたが、それもご先祖様を迎えるための宗教的なアレなのでしょう。あとで父に聞いたところによると、ご先祖様がそれに乗って帰ってくるらしいです。煙で誘導するだけより待遇がよいですね。ま、タクシーみたいなものなのでしょう。


お寺に着くと、門が開いていて中に入れるようになっていましたので、とりあえず中に入ります。するとお寺のおばさんが「ご苦労さま」と言って迎えてくれました。

「ごめんなさいね。いまお昼を食べに行ってるから、少し待っててくれる?」

どうやらお坊さんは食事中らしい。おばさんがお茶を出してくれたので、ありがたくいただいて待つことにしました。


それにしても、お寺ってのはおもしろい。これまでも何度か来たことはあるのだけれど、改めて見回してみると興味深いものばかりです。


僕が入った部屋の中央正面には荘厳な華の飾りがありましてね、いかにも仏教ですという空気を醸し出しています。その前にはお坊さんが座るためのちょっと豪華な座布団が置かれ、右前には巨大な木魚、左前には巨大なチーンって鳴る仏壇によくあるアレがありました。なんかもう、これでもかってくらいに仏教チック。キリスト教主義の大学に通ってるなんてことがバレたら殺されちゃうんじゃないかと心配になりながらお坊さんを待っていました。


5分か10分ほど待つとお待ちかね、お坊さんの登場。

「すいません。お待たせしちゃて」

と、やけに腰が低い感じで登場。


実は数年前までは、このお坊さんのお父さんがまだ現役で活躍していたのですが、現在は完全に世代交代を行われていたようで、息子の方が出てきました。息子といってももう50代の人なんですが、その人が出てきました。


僕が待っているあいだ、知らないおばあさんも来ていたのですが、まずそちらへ向かうお坊さん。おばあさんは風呂敷に包んであったお金と重箱みたいなものをお坊さんに差し出しています。なるほど、持ってきたお金はこのお坊さんに手渡せばいいわけだな、と納得し、次にこちらに来たお坊さんにお金を手渡しました。


さあ、これで帰れるのかと思いきや、そのお婆さんがやおら立ち上がりまして、なにやらお焼香というのをやっていました。なるほど、次はお焼香をすればいいんだな、と納得し、お婆さんが戻ってから僕もお焼香をしました。ここで何をするかはもう、このおばあさん一人にかかっている。


さあ、今度こそ帰れるのかと思いきや、そのお婆さんが動かないのですよ。ご先祖様を迎えにきたのに、逆にあっちに行っちゃったんじゃないかってくらい動かないのですよ。このときの僕にとってはこのおばあさんが世界のすべて。僕の、世界の中心は、君だ、ってくらいにそのおばあさんが頼りですから、僕も動けない。すると、

「イーヤーラキハーマーヤージーランダーエーターカッテタダーロー‥‥‥」

ってな感じでお坊さんがお経を読みはじめました。いったいどういった意味でお盆にお経を読むのか知りませんが、エミネム顔負けの饒舌さでリリックをライムして木魚を叩くお坊さんはかなりクールでした。ときどきチーンって鳴らすときなんて、ほんと、自分が女ならそのお坊さんを放っとかなかったと思う、お坊さんハゲだけど。


で、本来ならそのままお経を聞き終えて帰ればそれでめでたしめでたしとなるはずだったのですが、お経の途中、僕はあまりの驚きに自分の目を疑いました。


いや、白装束をまとったじいさんが現れたのですよ。


真っ白な浴衣のような服をまとったじいさん、僕が小学生のころからじいさんだったじいさんが音もなく入ってきたの。このじいさん、先ほど書いた引退したお坊さんなのですが、もしかしたらもう亡くなったのかと思っていたから死ぬほどびっくりしました。お盆だからあの世から帰ってきたのかな、と思ったのですが、お寺のおばさんやお坊さんはびっくりした様子もありませんし、よく見たらちゃんと足がついていました。


それからの1日、ご先祖様を家に迎えたはずなのにご先祖様の気配はまるで感じなかったのですが、それでもしばらく見かけなかったよぼよぼのじいさんに、しかも「たった今棺桶から出てきました!」みたいな格好をしたじいさんに出会えただけで、お盆を十分満喫できたと思います。
posted by グレエ at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | edit


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ほんとうにあった怖い話【日記】

夏といえば、怖い話ですね。僕は幽霊だとか心霊現象だとか、そういった類のものはまったく信じない科学的な人間なのですが、今年の夏はひと味違いました。怖いものなんか何もないと思っていたのに、あったのですよ、怖い話が。以下に綴るのは、実家に帰省していたときに、実際に経験したことです。


実家に戻って2日後、僕はビデオを借りにいこうと思い立ちました。先日、まだアパートにいたとき、ビデオデッキがないのにビデオを借りてみれずに返す、という悲しいハプニングがあったのですが、実家にはビデオデッキがある。ということで最寄りのレンタルビデオショップに向かいました。ちなみに、最寄りのレンタルビデオショップまで自転車で1時間半ほどかかります。


炎天下のなか、ちっちゃい折りたたみ式の自転車で出発。これが、数々の恐怖体験のはじまりだなんて、このときの僕は思ってもみませんでした。


家を出発して3分ほどすると、近所の家の庭先に何やらふわふわとした白っぽい物体があることに気づきました。よく見てみると、昼寝をしている猫です。

「にゃんにゃー! にゃんにゃー! にゃんにゃー!!」

猫好きの僕としては素通りするわけにはいきません。さあ、僕のかわいい子猫ちゃん、喉をなでさせておくれ、ちょっとお兄さんに体を触らせておくれ。


ガン付け猫.jpg



ガンつけられた。さっそく一つ、恐怖体験をしてしまいました。いや、ありゃ怖いよ。下手したら指とか食いちぎられるよ。



気を取り直して、目的地をめざします。しかしさきほどの猫のもとを去ってからまた3分ほどのところで、何やら茶色い物体があることに気づきました。まあ、見た瞬間に牛だって分かったんですけどね。僕の地元は絵に描いたような田舎でして、いたるところに牛がいるのです。わーい牛だ牛だー、とウキウキして近づいてみました。


突進してくる牛.jpg


突進してこようとしている。視線は僕にロックオン、右前足はダッシュするための準備をしている。あの角で刺されたら確実に死ぬ。僕は必死でその場から逃走しました。



えっと、そろそろ目的を忘れてしまいそうですが、僕が向かっているのはあくまでレンタルビデオショップ。猫や牛にかまっている暇はない。歩道のない道を、汗を流しながら、車の排気ガスを吸い込みながら先を急ぎます。


自転車で行く.jpg



しっかし暑い。毎年毎年記録的な暑さとか言ってるけど、今年は特別に暑い気がする。なんでこんなに体が暑いのだろう。ま、1時間以上自転車こいでるからだろうけど。


目的地へ向かう途中、2つほど気になるものを見つけました。


赤い人.jpg


赤い人出たー! パンツ一丁で全身真っ赤な、等身大の人形です。誰が何のためにこれを制作し飾ってあるのか理解に苦しみます。


さて、次は道沿いで発見したスナック。


スナックあそこ.jpg


なんか卑猥だ。「あそこ行こうよ」といった場合の「あそこ」をそのまま店名にしたのは分かります。でも、僕の思考回路がエロいからかも知れないけど、やっぱね、ほら、あそこなんて言われたら、えっ、アソコ!? って思ってしまうではないですか。


もう少し年を取ったらスナックあそこに入ってみたい、と思いましたが、無情にもテナント募集中と書かれた紙が貼られていました。残念。



そんなこんなでようやく目的地であるレンタルビデオショップに到着。1時間半ものあいだ炎天下で自転車をこいでいた瀕死の僕にとってクーラーの効いた店内はオアシスそのもの。ゆっくりとビデオやDVDを選びます。


まず欠かせないのが『ふたりのロッテ』という作品。先日、ビデオデッキがないのに借りてしまったビデオです。この作品はやはりDVD版は置いていなくて、ビデオしかありませんでした。しかし、ビデオデッキならあるもんね、という余裕の表情でビデオをつかむ僕。不安の色をまったく浮かべず、クールにビデオを取る僕。かっこいい僕。近くに年頃の美しい女性がいたのですが、たぶん僕に惚れてたと思う。


「あっ」

同時にビデオに手を伸ばし、触れ合う手と手。僕と彼女は見ず知らずの他人だった。

「すいません。どうぞ」
「いえ、私はかまいませんから。どうぞ」

遠慮がちにいう彼女とは、なんだかはじめて会った気がしなかった。自分でもふしぎだけれど、この人とは何か運命のようなものを感じる。夏の暑さが、僕の心を狂わせたのかもしれない。

「あの、よかったら、いっしょに観ませんか? このビデオ」
「‥‥‥‥‥‥」

(やっぱ、そうだよな。いきなり見ず知らずの男にそんなこと言われたって、OKするはずないじゃないか。何言ってるんだおれ。ほんと、バカだよな‥‥‥)

「いいですよ。いっしょに観ましょ」
「えっ!」

意外だった。会ったばかりなのに、こんな申し出を受け入れてくれるなんて。でも、いま思うと、あのときの真琴は、僕と同じように、夏の暑さで心を狂わされていたのだろう。


真琴のアパートは、お店から歩いて10分のところにあった。介護士として老人ホームに勤めている彼女は、その8畳の部屋で一人暮らし。

「どうぞ、あがって。少しちらかってるけど」

女の子の部屋にひとりで来るなんて、生まれてはじめてだった。少し緊張。視線のやり場にさえ困ってしまう。

「じゃ、ビデオ、観ましょうか」
「うん」

小さな画面に映し出される『ふたりのロッテ』。おなじところで笑い、おなじところで感動し、映画がハッピーエンドを迎える頃には、僕たちの心はひとつになっていた。


「いい、映画だったね」
「うん」
「じゃ、おれはこれで」

立ち上がって、玄関へ向かう。映画は終わって、もうここにいる理由はなくなったんだ。僕はもう帰らなければならない。ドアノブに手をかける。

「待って」
「どうしたの?」
「いかないで欲しい‥‥‥」

窓から、夕陽が射し込んで、彼女の顔を紅く照らしている。僕は、ドアノブから手を離し、彼女の小さな肩を、両手でそっと抱く。僕を見つめる彼女の視線は、あまりにもまっすぐで、頭がくらくらする。そして、彼女の唇にキス! 熱いキス! ディープキス! なんてことはまったくありませんでした。



『ふたりのロッテ』と、他2本の作品を持って貸し出しカウンターへ。並んでいるうちにカードを出しておくというイギリス紳士顔負けの気遣いまでしてました。

「どうぞー」

女性の店員にそう言われ、ビデオとDVD、それにツタヤカードを差し出す僕。すると、何があったのか分からないけれど、店員の表情が明らかに曇る。

「‥‥‥‥‥‥が違います」
「えっ?」

店員が何か言っているのですが、声が小さすぎて聞き取れません。しかし、明らかに不機嫌な様子。

「カードが違います」
「えっ?」

もう一度言ってくれたので今度は聞き取れたのですが、それにしても事情が飲み込めない。僕のカードは京都でつくったものですが、ツタヤカードは全国で使用できるはずです。おかしい。何かがおかしい。

「カードが違います」

人間はここまで冷徹になれるものか? と驚いてしまうほどの冷たさで繰り返す店員。なんか、長年連れ添った妻にバレてないと思ってた浮気を指摘され、「別れてください」と言われた中年男性みたいな気持ちになった。怖い。疑問を通り越して、ただ怖いという感情に心を支配されたそのときだった。

「ここはファミリーブックですので」

その店、ツタヤじゃなかった


どうしたらこんなにボケられるのか自分でも疑問なんですが、ファミリーブックとツタヤをごっちゃにしていました。なんか、自分でも信じられないのだけれど、おなじ店舗だと思っていた。たまにブタゴリラとジャイアンを混同している人がいますけど、そんな感じになってた。ちょっと違うけど。


その後、「カードって、いまつくれるんですか?」「はい」「お金かかります?」「はい」「いくらですか?」「500円です」「あ、じゃあ、いいです」「はい」という絶対零度くらい冷たい対応をされました。


あと、帰るときにビデオの棚の方をみたら、真琴の隣に、真っ黒に日焼けした背の高い男がいて、いっしょにビデオを選んでました。女ってほんと怖い。
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2006年08月14日 Mon

更新再開【日記】

ようやく地元から京都に戻ってきました。


さて、ちょうどリピーターが増え始めた時期に帰省し、ブログをなかば放置するという罰当たりな暴挙に出ていたわけですが、今日からはこの1週間の穴埋めをすべくガシガシと狂ったように更新してゆこうかと思います。まず手始めに、書きためておいた4つの記事をアップしときます。


ちなみに、19日から1ヶ月、ドイツに短期留学してしまうのですが、その間もブログは更新します。ええ、海外からでも更新はしますとも。すごいね。我ながらブロガーの鑑だと思いますよ。まあ、中毒ってだけなんだけれども。


方法としましては、ノートパソコンを持参しまして、これまで通りのペースで日記を書きます。それで、週に1度か2度くらいイソイソと現地のネットカフェに足を運び、USBメモリに保存しておいた日記をアップロードする、というふうにしようかと考えています。日記はおそらくほぼ毎日のペースで書く(日記中毒の症状)と思いますが、アップできるのは週に1度か2度のため、5日ほど更新がなかったと思ったら、いきなり何食わぬ顔で5日分の記事がブログに載っている、あたかも毎日更新してたかのような涼しい顔をして日記が並んでいる、なんてことになるかと思います。



あ、それと、さっき「書きためておいた4つの記事をアップしときます」と書きましたが、この4つの記事にはちょっとわけがありましてね。実は、帰省する前は、ドイツ留学中はずっと予約投稿で済ませようかな、とも思っていたのですよ。それでちょっとストックをつくっていたわけなんですね。しかし帰省中に気が変わってしまったので、これらのストックは不必要になってしまった、というわけです。なので、ここでドサドサッと投下しとこうかと。ま、どうでもいい話ですね。


話は変わりますが、地元から京都まで、バスでなんと9時間かかりました。本来なら7時間で着くはずのところが、渋滞に巻き込まれ9時間。その疲れもあってか、現在体調が優れません。あと、なんか汗の量がものすごい。流れ出すこと滝のごとし。いつもはあまり汗をかかない体質なんですが、このままいったら明日の朝には水たまりになっちゃうんじゃないの? という勢いで発汗しております。ま、どうでもいい話ですね。
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2006年08月04日 Fri

部屋探し【日記】

「え、まだ探してないの?」
「今頃探しはじめるの?」
「おれなんかもう、先月に決めたよ」
「今の時期じゃいい部屋残ってないよ」
「遅すぎ。死ね」


ヘコむ。ほんとヘコむ。


僕は来年、大学の3回生になりまして、そうすると現在の辺境の地から京都市内のキャンパスへと晴れて移れるようになるのです。文系の学部では、1、2年はここの田舎のキャンパスに強制収容され、3、4年は市内のキャンパスで京都ライフを謳歌できるという仕組みになっているのです。うん、これ言ったら確実に大学を特定されるのだけれど、説明しないと話が先に進まない。


で、そうすると来年は引っ越ししなければならず、部屋を新たに探さなきゃいけないんですよ。それで、「そろそろ探そうかなぁ」と思いはじめたころに言われたのが上記の言葉。なんか、他の人は僕に内緒でさっさと部屋探しをはじめていた、っていうかむしろもう終了していたようで、完全に取り残される形になっていました。イジメか?


いやいや、おかしいじゃない。なんでみんなそんな早いの? まだあと半年以上先の話だよ? 来年の春の話だよ? 来年のことを言うと鬼が笑うって言うじゃない? と、疑問と憎しみの感情を抱いたのは僕だけだったようで、どうやらこの時期には決めているのが普通らしいです。


思えば1年と数ヶ月前、地元からこちらへ引っ越ししてくるときの部屋探しもかなり遅くなってからでした。それこそ3月の後半、20日も過ぎてあと10日程度で入学式という時期、ようやく僕は部屋探しをはじめたのでした。入試会場でもらった部屋探しのパンフレットをみて適当に物件を選び、次の日に夜行バスで京都へきて部屋をみて決めるという荒技を決行したのでした。2年住む部屋を2日で決めるとか、ちょっとおかしいんじゃないか、と思いつつ。


そんな過ちは2度と繰り返してはならん、ということで、きのう、ようやく重い腰をあげて不動産屋へいってきました。


まず、いつぞやにポストに突っ込まれていたパンフレットをぱらぱらとめくり、いい感じの物件をピックアップ、まあ、どうせそういうところはもう予約済みで、「ここがいいんですけど」とか言ったら「遅すぎるよハゲ」とか言われるだろうと思いつつもピックアップしておきました。


不動産屋に入ると20代後半くらいの大川さんという男の人が出てきて対応してくれました。

「すみません、部屋を探しているんですけど」
「たとえばどの部屋がいいとかありますか?」

どうせもう空いてる部屋なんかないよな、と思いつつ希望の物件を告げる僕。

「あの、このマンションとか、いいかなと思ってるんですけど、もう空いてないですよね」
「そこですか。空いてますよ」

え、空いてるんですか?


パンフレットのさいしょの方に大きく取り上げられていた物件のくせに、いかにも一押し人気物件、って感じで載ってるくせに「空いてますよ」ですからね。「今の時期じゃいい部屋残ってないよ」とかいう奴らの悪魔のささやきはいったいなんだったんだ。


その後も2つほど候補にあげていた物件を言ってみたんですが、どっちも空き部屋有りでした。いやいや、「遅すぎ。死ね」とかいう奴らの悪魔のささやきはいったいなんだったんだ。お前が死ね。


ちなみに、大川さんと部屋探しの相談をしているあいだ、他の席では別の人が相談をしていました。それは両親とその娘の3人で、たぶん娘は僕とおなじように来年3年生になって引っ越しをするのだと思うんですが、はっきり言ってめちゃめちゃかわいかった。絶世の美女だった。なんていうか、肌が雪のように白くて髪は黒猫の毛並みのようにつやつやとしてうつくしく、その瞳はきれいなものしか見たことがないというくらいに輝いていました。この歳で両親とともに部屋探しにくるくらいですから、おそらく箱入り娘だと思われますし、何より雰囲気がほんと、お嬢様、って感じなのな。「美しい」と言われる女性はけっこうごろごろいますけど、もうそんなのお話にならない。あの子と比べたらもう、世の中にはブスばっか。ブスしかいない。今まで「美しい」「かわいい」「きれい」といった言葉を安易に使いすぎていたのを後悔した。本当に「美しい」っていうのはこういう人のことを言うんだな、って気づかされたもの。性の低年齢化が進み、純粋さが失われ、ファッションは奇抜になり、薄汚れてチャラチャラした若者ばかりのこの腐った平成の世の中にこんな人がいるなんて。たとえるならそれは、荒野に咲いた一輪の百合の花、土の中に眠るダイヤモンドの原石、狼の群れのなかの一匹のウサギ、そんな感じだった。お父さんなんか、だっさいポロシャツ着てたけど「娘には指一本触らせないぞ」っていう騎士のような禍々しいオーラを発していたからな。たぶん僕がその子に声をかけたりしてたら、そのお父さんに殺されてたと思う。ああ、でも、そんな純白のシルクのようなその子と恋人になりたい。手をつないで京都御所を歩きたい。お父さんの目の届かないところへいって、彼女の唇を奪いたい。何も知らない彼女という純白の画用紙に、僕の絵の具で絵を描きたい!


「じゃ、部屋をみにいきますか」

え、あ、部屋探しか。そうそう、それで、いろいろ候補はあったのですが、結局途中でめんどくさくなって、さいしょに告げた3つの中から2つにしぼりましてね、その物件を大川さんと見に行ってきて、よさそうだった方に決めてしまいました。


立地は京都御所から自転車で15分くらいのところで、家賃は4万数千円というお手頃価格。壁がコンクリートむき出しというおしゃれなデザイナーズマンションです。さらに無料で光回線接続のネット使い放題。どうですかこの物件? いいと思いません? あ、どうでもいいですか。すみません。



ということで、気づいてみればまたしても2年住む部屋を2日で決めてしまいました。
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2006年08月02日 Wed

帰ろう【日記】

実家に帰らさせて頂きます。


暇すぎる。暇すぎて観てもいない映画のレビューを10,000字以上書いたりしてる。これはもう、ちょっとした病気ではなかろうか?


あまりに暇なんで、きょうは一日だけのアルバイトをしてきたんですよ。大学で言語学だか英語学だかわかりませんが、そういうのを研究している人が募集していた仕事で、簡単な英文を朗読してサンプルとして録音する、というものでした。それで、英文を180個読んだり、「この日本語を英語に訳して発音してください」というフェイントをくらって、さいきんドイツ語ばかりやっていたために英語の文法を忘れてて三人称のあとの動詞に s をつけるのを忘れたりして大いに狼狽したりしつつ、その仕事をしてきました。


午後3時開始で、その作業は4時間程度かかると言われていましたから、これで夜まで時間が潰せるな、と思ったらなんと1時間半で終了ですよ。4時間とかいうから、てっきり1,000個ぐらいの英文を読まされるのかと思ったら230個で「お疲れさまでした。もう帰って頂いてけっこうですよ」ですからね。うむ、たいして暇つぶしになっとらんわ。


ってことで、あと数日したら実家に帰ろうかと思います。どうせ実家に帰っても暇になることは目に見えていますが、実家に帰るとただでご飯が食べられる、テレビを観ることができる、猫と戯れることができる、祖母に小遣いがもらえるかもしれない、など特典が盛りだくさんですので帰ろうと思います。



ちなみに、現在、帰省中に自動更新するための記事、つまり冒頭でいった映画のレビューを書いているんですが、それが予想以上に長くなりすぎて若干後悔しております。ここまでくると辞めるに辞めれねぇ。行くも千里、戻るも千里といった状態です。
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2006年08月01日 Tue

これはひどい【日記】

生活のリズムがひどすぎるのです。思わず目を細めて「これはひどい」と言いそうなほどにひどい。

「うっ、これは‥‥‥うっぷ!」
「おいおい、現場荒らすなよ新入り。吐くなら外いってやれ」
「す、すみません。ハーハー」

という、ベテラン刑事と新入りが殺人事件の現場をみたときのような、そんなひどさなんですよ。なんか変な例えになったけれど。


まず、寝るのがだいたい午前4時。場合によっちゃあ5時6時になったりする。これはもはや深夜というより早朝のレベルになってしまってるんですよ。


夜、部屋でネットをやったりネットをやったり爪を切ったりネットをやったりしてるうちにも、養豚場に出荷される豚を見る冷血な女主人のような冷たさで時は進んでゆきます。おもしろいサイトやブログを発見して夢中になり、それで時が経つのを忘れる、というのならまだ救いようがあるのですが、自分のブログとmixiを往復してるだけで何時間も過ぎてしまったときなんてシャレにならない。どんだけナルシストだ。


そうやって僕の夜は更けてゆくんですが、夜中はまだいいんですよ。12時や1時なんてまだまだ序の口で、2時3時がいちばんいい。その時間になると、なんか頭がいい感じでキマってきて、ひょっとして自分天才じゃね? みたいな変なテンションになれる。なんていうか、薬要らずのトリップを楽しむことができる。


けど、問題は4時を過ぎてからですよ。僕の平和をぶちこわすものどもが大挙して押し寄せてくるのです。


まず新聞配達のバイクの音。あれ、最低だね。あいつら、なんであんな夜明け前のバカみたいな時間に新聞なんか配るんだろうな。ほんと理解できない。朝刊のくせに4時とかに配りますからね。そんなもんぜんぜん朝やないやん。むしろ深夜刊じゃねぇか。


あと、鳥ですよ。あれも最低。あいつら、なんであんな夜明け前のバカみたいな時間にピーチチチチチッチッチ、チュンチュンとか鳴くんだろうな。理解しきれない。鳥の気持ちが分からない。しかもうちのベランダまできて、いつまで寝ているんだと僕をバカにするかのように、これ見よがしに鳴きますからね。


そして電車の音。これはもうある種、死刑判決に近いものがある。始発電車が出てるってことは、その日の社会生活がはじまったことを意味しますからね。学生や社会人が睡眠を取って起きて、また新しい一日をはじめようとしてるってことですからね。そんな中、きのうを引きずりつつパソコンに向かう自分。死にたい。


そんな生活が数日続いていたのですが、きょうは午後2時から、ある説明会が大学で行われたのですよ。午後2時から。まあ、いくら僕の生活のリズムが廃人よろしくで狂った果実のように狂っているとは言え、午後2時なら余裕です。大学のキャンパスは部屋から歩いて15分ほど。うん、1時に起きても間に合う。


それできょうの朝、いつものように自然とベッドで目が覚めましてね、枕元の携帯を掴んで見てみたら13時50分ですよ。どこをどう見ても13時50分、何回見ても13時50分なんですよ。そこで飛び起きました。


いつもならどんなに遅刻しそうでもシャワーだけは浴びるのだけれど、きょうはそれもなし。ばしゃっと顔だけ水で洗って済ませました。その際、洗面所の電源をつけようと思ったら一瞬電気が明るく光って消え突然の死を迎えたんですが、そんなのかまっていられない。ヒゲも二日剃ってなくてひどいことになってるし、前日はシャワーを浴びてないからちょっと頭と体が痒いのだけれど、そんなのもかまっていられない。目覚めて5分で玄関を飛び出していました。


結局、説明会が行われている教室に到着したのが2時05分。少しは遅れたけれども、起きて15分で部屋から大学の教室へいけるということが驚きでした。しかしその際に寝癖そのままで目ヤニとかついてて無精ヒゲを伸ばしたどっかの新興宗教の教祖みたいな姿を他の人々に見られたのは痛かった。たぶん、僕の姿をみた人々はこう思っただろう、「これはひどい」と。
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2006年07月31日 Mon

ゼミ飲み会【日記】

やばい。今日は更新しようと思ったのに、もう30分しかない。30分じゃまとまった日記は書けんしなぁ‥‥‥。ということで、30分でできる限り書いてみようと思います。中途半端でも、30分経ったら日付がかわる直前にアップします。あ、あと29分。


きのうはゼミの授業のメンバーで飲み会にいってきました。男4人女5人で居酒屋に行って、これは合コンですか、みたいな感じで男女が向かい合って座りました。もう半年近く、長い人とは1年以上の付き合いなのに自己紹介とかしそうになった。


それでだんだんお酒が入ってきて、みんな饒舌になってくるから、自然と恋愛の話になるんですけど、ほんと、若い奴らの話ってよく分からないの。理解できない。

「恋愛には安定とドキドキ、どっちが大事だと思う?」

とか、そんなクソみたいな話題で5時間ですよ5時間。おなじ居酒屋で5時間。5時間もあったら正樹と礼子が魔王を倒して現実世界に帰還しハッピーエンドを迎えられるわ。ついでにサイドストーリーとかも書けるわ。でも飲み会では「安定とドキドキ」だけで5時間ですからね。もう信じられない。


飲み会ではこう、そういうシチュエーションで中心人物になるようなお調子者がいるわけなんですが、そのバカがまた一人一人聞くんですよ。安定とドキドキどっちが大事だと思う? って。でまあ、僕ははっきりいってその質問の意味もよく分かりませんし、どうでもよかったのでこう答えておきました。

「彼女さえできればどっちでもいい」

うん、みんな笑ってたけど、空気読めねぇな、とか思われたかもしれない。まあ、ぶっちゃけ空気を読まずにぶちこわすことに快感を感じたりするんですけどね、僕は。あと20分。


僕の横に、林くんという男が座っていましてね、彼はまあ、なんていうか、僕とおなじであんまり女の子にモテなそうなんですよ。こう、ちょっとぽっちゃりしてて、控えめな感じで、飲み会でもそんなに積極的にしゃべる方ではないんですね。で、僕は彼に冗談のつもりで「高校のときつきあってた彼女の話してよ。どこで知り合ったの? 相手はどんな人?」とかふったら、ためらいつつ語りだしたんですよ。

「うん。イギリスに留学してたときに、別の高校から来た人で‥‥‥」

ほんとに彼女いたんかい。


これにはもう、ショックでショックで。他の男は、一人は現在彼女持ちで、もう一人は今はいないけど付き合ってた人はいるというプレイボーイだったので、僕だけ取り残された形ですよ。なんやねんお前ら。そんなに僕を自殺に追い込みたいのか? あと14分。


あ、そうそう。僕の斜め前の席にちょっとぽっちゃりめのかわいい女の子が座っていたんですよ。なんか、ルネサンスの絵画からそのまま出てきたような、でっかい貝殻の上に裸で立っていそうな女の子が。で、その子の胸元がかなり広く開いていましてね、なんていうか、その、谷間の上の部分が見えてました。悟空だったら「お前、胸に尻があるのか?」とか言いそうなくらい見えてた。


なので、他の友人たちが「安定かドキドキか」で議論してるあいだも、林くんが高校時代の恋愛経験を語っているあいだもチラチラとヴィーナスみたいな女の子の胸を見てました。酒を飲みに行ったのか胸の谷間を見に行ったのか分かりゃしない。あと9分。


でまあ、最初にも書きましたけど、おなじ居酒屋で5時間ですよ5時間。もうお尻が痛くなった。あの子の胸の谷間がなかったらとっくに帰ってたと思う。5時間も「安定かドキドキか」で議論された日には洗脳だって可能ですよ。怪しい宗教とかに余裕で騙される自信がある。


林くんに彼女がいたという事実も自殺ものの衝撃だったんですけど、ある男がヴィーナスに「さいきんどうなの? どうなの?」とか、オヤジだったら確実にセクハラで逮捕されてるような質問をしたときに、彼女が「いま1年と3ヶ月」と言ったのも地味にショックだった。いや、妊娠1年3ヶ月ではなくてですね、それだったら明らかに異常なわけですけど、そうではなく、現在の彼氏とつきあいはじめて1年と3ヶ月経つらしい。ちくしょう! あと2分。


とまあ、そんな悲劇に満ちた飲み会ではあったのですが、なんだかんだで楽しい集まりでした。うん、みんないい人だし、これから大学卒業までいい関係でいられたらいいな、と思います。まあ、このブログがバレたらすべては終わりだと思いますけど。


検索やランキングから知り合いが来たりしませんように。トップに写真載せてるから、来ちまったら一瞬でバレるからな‥‥‥。
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2006年07月28日 Fri

暑さを越えて【日記】

今日、ドイツ映画でもみてドイツ語とドイツ文化について学ぼうと思い、下宿からやや離れた所にあるTSUTAYAに行ってきました。


いつもは電車でいく店なのですが、今日は天気がいい。7月はどんよりした日が多かったから、ここぞとばかりに光合成しなくっちゃ! と狂ったことを思い、原付でいくことにしました。まあ、切符代がもったいなかっただけなんだけど。


でまあ、愛車を駆ってパイーンと走ってゆくのですけど、暑いのな。うん、死ぬほどに暑い。冗談抜きで、わりと文字通りに、死ぬほど暑い。まず頭上からはメキシコのような太陽の光がじりじりと降り注ぎ、下からは長時間太陽光を吸収して熱々になったアスファルトから熱気が立ち上り、横からはサンタナ(メキシコに吹く熱風という意味)のような排気ガスの風が吹き付けてくるのよ。下手したら熱中症で倒れるぞってくらいに暑い。お好み焼きにふりかけられる鰹節の気持ちが嫌ってほどわかった。


そんな状態であち〜あち〜と思いつつ原付を走らせるのだけれど、他の車の態度がひどいのですよ。原付なんてはしたない乗り物には乗ったことがございませんのよオホホホホッ、っていうマダムはご存じないでしょうが、路上における原付の身分って想像を絶するくらい低いの。車のドライバーは、それこそもう、原付を路上に転がるゴミとしか思ってないからな。下手したらゴミ以下だからな。たぶん奴らは「原付乗りのガキなんか死ねばいい」って思ってるよ。


交通社会に入り込んだ一台の原付。それはもう、狼の群れに迷い込んだ一匹のウサギみたいなものなのです。


ある赤信号にさしかかったとき、僕は原付の小ささを利用して、他の車を脇から抜いて行ったのですよ。いわゆるすり抜けってやつです。で、信号が青になると同時にダッシュしたのですが、後ろの車がありえない加速力でくっついてくるの。原付の方が圧倒的に軽いですから、普通は車より原付の方がスタートダッシュは速いはずなんですが、その車は原付の僕とほぼ互角の加速力を発揮していた。なんかヤな予感がするな‥‥‥。


その車は黒のCUBEで、バックミラーで運転席をみたら運転してたのは元レディースみたいなオバちゃんだったのですが、僕を轢き殺すつもりかという距離まで近づいてきたのですよ。すり抜けされたことに怒っているのか、原付の後ろを走るのはプライドが許さないのか、ありえない近さなの。間違いなく、彼女の辞書には「車間距離」の文字はなかった。


オバちゃんはずっとティル・トゥ・ノゥズで僕の後ろにくっついてきて、鈴鹿サーキットでもないのにデッドヒート。バックミラーをみたらオバちゃんはなんかアイルトン・セナが取り憑いたような顔してたし、僕は僕でバレンティーノ・ロッシみたいになってた。たぶんメットの下はものすごい天然パーマになってた。うん、何かが狂っている。


そのまま走り続けては命が危ないと判断した僕は、次の赤信号でまたしてもすり抜けをして、セナから離れることにしました。停止している乗用車やダンプ、トレーラーを次々に抜かしてゆく僕。それで、青信号になったら、車の列に戻って走るわけなんですが、大型トレーラー2台に挟まれるという最悪な場所に入っちゃった。


トレーラーのあいだに入り込んだ一台の原付。それはもう、2頭の像に挟まれた一匹のアリみたいなものなのです。


片側一車線だから、トレーラーとしても僕を抜かすこともできず、しばらくそのまま走行していました。マジで潰されるかと思った。


そうやっていくつもの死線を乗り越えて目的地へ向かっていたんですけど、さすがにもう途中で断念。このまま行ったら死ぬかもしんない。大変へたれな感じで申し訳ないのですが、諦めて途中から電車でいくことにしました。


しっかし電車ってすげーよな! なんであんな乗り物があるんだろうな! 渋滞はないし、信号はないし、運転する必要はないし、速いし、中は涼しいしでもう驚きの連続だった。はっきり言って感動した。間違いなく感動した。しからずんば感動した。


涼しい車両の中、文明ってすばらしいなとか、はじめから電車で来りゃよかったなとか身も蓋もないことを考えつつ顔をあげると、前の席には背の高いサーファーっぽい男が一人座っていました。なんかやたら日焼けしてて腰パン気味でぺったりしたサンダル履いて足を前に投げ出してて、見るからに僕の苦手とするタイプ。この夏は海にいって地元のギャルをナンパしてあんなことしたりしちゃうんだろうな、っていうタイプ。死ね、死ね、ナンパ男は死ね! とか思ったのだけど、彼の手元をみると、そこにはありえないものがあった。


そのナンパ男、高村光太郎の『智恵子抄』を読んでたの。


いやいや、あなたが『智恵子抄』? その顔で『智恵子抄』? ファッション雑誌しか読んでなさそうな風貌で『智恵子抄』? あんた、宇宙を崩壊させる気? という疑問がわき上がってきた。元カノとか15人くらいいて、その内の11人はガングロギャルに違いないって風貌で、純愛詩集の『智恵子抄』ですからね。下手したら銀河が2、3個吹っ飛びそうなほどの矛盾を感じたわ。


驚きに満ちた電車での移動も終え、いよいよ目的地であるTSUTAYAへ。長い旅を感慨深く思い出しながら颯爽と入店し、時間をかけて3本のドイツ映画を選び出しました。それは以下の3つ。

『ベルリン、僕らの革命』
『点子ちゃんとアントン』
『ふたりのロッテ』

中でも期待度の高いのが、名作と誉れ高い『ふたりのロッテ』。ドイツ映画にはこれまで興味のなかった僕でもタイトルだけは知っていますから、有名な作品なのでしょう。いくつもの死線を乗り越えようやく手にしたビデオ、下宿に帰ってじっくり観ることにしよう。



で、帰ってきたわけなんだけど、僕の部屋、ビデオデッキないんですよね。ビデオデッキもテレビもないのに、ビデオを借りる。例えるなら、パソコンがないのにマウスを買う、ホチキスがないのにホチキスの針を買う、彼女がいないのにデートをする、みたいな状態じゃないか、最後のはちょっと違う気もするけど、とにかく大失敗。


しかし観ないで返却というのは寂しすぎてリストカットとかしちゃいそうなので、mixiの日記でビデオを部屋で観させてくれる人を募集したところ、9時半から現在の12時まで、閲覧者が20人いて応募者0人。ちょっと本気でリストカットしたくなってきた。
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2006年07月27日 Thu

反カップルのアジテーション【日記】

「すべてのカップルは別れるべきである。」


先日、試験開始前に友人ら3人といっしょに大学の教室でこれまでの試験の出来具合についてしゃべっていました。いつもとおなじ、むさ苦しい男の友人たちと。


すると近くのドアからサークルの友人が入室してきたのですが、けしからんことに、そいつの隣には女の子がいたのですよ。女の子と仲よくふたりで教室に登場し、爽やかな笑顔で手をふって僕の横を通り過ぎてゆく友人。まるで格の違いを見せつけるかのように僕ら男4人のそばを通り過ぎてゆく友人。そしていい匂いをたなびかせて歩いてゆく女の子。そのとき、僕の心のなかにドス黒い感情が芽生えてきたのに気づきました。


なんだろう、この胸の痛みは? なんだろう、この胸を圧迫するような黒い塊は? そのとき、友人と隣の女の子に呪詛の視線を送りながら、僕は思いました。「すべてのカップルは別れるべきである」と。


彼らが恋人同士なのかどうかは分かりません。ただの友人かもしれない。けれど、男が、しかも知り合いの男が女の子と仲よく行動をともにしている姿を見るのは精神衛生上よろしくありません。心の弱い僕なんか、下手したら自殺に追い込まれかねない。カップルは敵であり悪なのです。寂しい人間を精神的に死へと追いやる、史上最悪の殺人兵器に他ならないのです。


僕は正義のために言います。「すべてのカップルは別れるべきである」と。そしてこの正義を社会に浸透さえるため、もういっそ、法律に明記すべきだと思うのです。具体的な禁止事項を挙げるならこんな感じになるのが望ましいと思います。


1:男女が手をつないではならない。
2:男女が必要最低限以上の会話をしてはならない。
3:男女がともに歩いてはならない。
4:男女が隣同士の席に座ってはならない。
5:男女がデートをしてはならない。
6:男女が肌と肌を触れ合ってはならない。
7:恋愛に関する話題は公共の場において一切出してはならない。
8:恋愛を連想させる話題、単語は口にしてはならない。
9:新聞、テレビ、インターネット等、すべてのメディアにおいて恋愛に関する表現を禁止。
10:恋愛をしてはならない。


まあざっとこのくらいの規則は必要だと思います。これらくらいのことをしないと、世の中に無数にいる彼女のいない男性、彼氏のいない女性を守ることはできないと思います。ぜひこれからの政治ではこの路線を徹底して頂きたい。小泉内閣以上に、構造改革に勤しんでもらいたい。マニフェストでこの路線を表明した政党と候補者にはもう無条件で投票する。汚職議員でもプロレスラーでも構わず投票する。


僕のこの主張はやや過激に思えるかもしれませんが、実際は現在の社会の方が狂っているのですよ。道を歩いても電車に乗っても学校へ行ってもカップルカップルで、恋愛界における弱者たちは心底まいっているのです。苦しんでいるんです。下手したら自殺に追い込まれる、そんなぎりぎりのデッドラインで耐え忍んでいるのです。毎晩一人寂しく部屋に戻り、やることといったらブログの更新ぐらい。これはもう、マイノリティに対する弾圧以外の何者でもない。明らかに公共の福祉に反している。憲法違反です。違憲ですよ違憲。


現代日本はなんだか元気がなくて、既成の社会に対する反抗すらできないくらい疲弊していますが、この残酷な現実を考えるならクーデターが起きない方が不自然なくらいなんです。革命が起こったって不思議じゃない。なのに孤独な男女はみな卑屈になって押し黙っている。部屋で孤独にブログの更新をしている。しかし、僕は問いたい。呼びかけたい。

きみたちは本当にこのままでいいのか?
こんな社会が正しいって、心の底から思っているのか?
僕たちの権利を、もっと主張すべきなんじゃないか?
さあ立ち上がるんだ!
僕たちの自由のために!

僕一人にできることといったら、こうしてここで細々と主張を述べることくらいですが、しかし、今できることを精一杯やっておきたいと思います。来るべき、新世界のために。



なお、僕に彼女ができた場合はこの限りではありません。寂しい男女をガンガン自殺に追い込む勢いでイチャイチャするつもりです。
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2006年07月26日 Wed

勉強ノススメ【日記】

学校の勉強って大事だと思う。


大学入学以前、つまり小中学校、高校、そして浪人の日々は、どちらかというと勉強はやらなければいけない義務だと感じる人が大半でしょう。僕の場合はそれほど勉強が嫌いではなかったから、高校時代を除けば順調に、どちらかと言えば楽しんで勉強をしていたのだけれど、周囲の人々にとっては苦痛でさえあったようです。

「勉強したくない」
「つまらない」
「なんでこんなことをしなくちゃいけないんだ」
「こんなもの、社会に出たら役に立たない」
「センコー死ねハゲ」

と、ほとんどの人は勉強をする意義を感じられず、せいぜい受験を突破するための義務であると考えていたようです。


しかし、僕はこれに異議を唱えたい。勉強というのは、ただ受験のために知識を暗記するだけではないのです。受験さえ通過すればぜんぶ忘れていい。決してそんなチャチなものではないのです。20歳前に勉強によって身につけた知識や思考能力が、僕たちを幸せに導いてくれることもあるのです。


例えば、ある男性が自分の部屋でアイスのピノを食べながらこう思ったとします。

(このピノ、横にすると台形に見える。台形の面積の求め方は確か上底足す下底、かける高さ割る2、だったっけ。懐かしいなあ‥‥‥)

不意に蘇る小学校高学年のときのセピア色の思い出。そう、台形の面積公式を覚えた頃、彼はまた恋というものを知ったのでした。


片想いの相手は、おなじクラスの舞子ちゃん。彼女のことが気になりはじめたのだけれども、恥ずかしがり屋の彼はなかなか話かけることもできません。廊下ですれ違うだけで、顔が真っ赤になってしまう。


密かに思いを寄せる徹ができることと言ったら、給食で彼女にだけ多めによそってあげたり、勇気を振り絞って「おはよう」の挨拶をする程度。好き、もっといっしょにいたい。幼く純粋な感情は積もってゆくのだけれど、彼には彼女を遠くから見つめることしかできません。


そうしてふたりは小学校を卒業し、そのまま地元の中学校へそろって進学。はじめは心細さもあって、幼なじみのふたりの距離は急接近。これまで舞子を遠くから見つめるだけだった徹も、休み時間ごとに彼女と語らうようになりました。あるときふたりで本屋に買物に行ったのをクラスメイトにたまたま目撃され、徹と舞子は付き合ってるんじゃないかという噂まで教室を飛び交います。

「うるさいな。そんなんじゃないよ!」

男子たちのしつこい冷やかしに反論する徹。けれど、内心どこかくすぐったいような、喜びに似た感情があったのでした。


徹と舞子はデキている。そんな噂が出回り数日、徹は舞子の変化に気がつきます。いつもは明るくて元気いっぱいの笑顔を振りまいている舞子。どんなに憂鬱でも、心を明るく照らしてくれる舞子。そんな舞子が浮かない顔をしています。

「おはよう舞子」
「‥‥‥‥‥‥」
「どうしたの? 元気ない?」
「‥‥‥ねぇ、もうあんまり話しかけてこないで」

目も会わせず、机に突っ伏しながらポツリと言う舞子。数日以来の噂に舞い上がっていた徹の胸に、彼女の一言が突き刺さりました。なんで? なんで昨日まであんなに仲よかったのに、急にそんなに冷たくなるの? 状況を理解できない徹。思春期の舞子の繊細な気持ちを理解するには、徹もまた若すぎたのでした。


それからは徹はクラスの男子、舞子はクラスの女子とだけ遊ぶようになり、ふたりのあいだの溝は小学校時代以上に深まってゆきました。いつしか徹の好意も薄れ、芽生えかけていた舞子の徹への気持ちも消えていってしまいました。


疎遠なまま迎えた中学の卒業式。ふたりは別れを悲しむでもなく、それぞれ別の高校へと進学しました。まったく違う場所で、まったく違う仲間と高校時代を送るふたり。徹も舞子も、お互いのことはすっかり忘れて、新しい恋に夢中になり、別々の人生を歩んでゆきました。


台形をしたピノを見つめ、そんな遠い昔の甘酸っぱい恋を思い出す徹。

(あの頃のおれは本当にバカだった。クラスの男子にはやし立てられる舞子の気持ちも分かってやれなくて‥‥‥)

ピノが溶け出し、徹の指を伝わる液体のバニラアイス。

「なにボーっとしてるの? カーペットまで汚れちゃうわよ」
「あ、ごめんごめん」
「そろそろ式場決めて予約しなきゃなんだからね。ちゃんと徹も考えてよ」
「悪かったよ舞子」

別々の大学を卒業した徹と舞子は、就職先の職場で奇跡の再会を果たしたのでした。そんな彼らが、来月、ついに結婚します。


という具合に、学校の勉強をちゃんと身につけることで幸せが訪れることもあるかもしれないので、ちゃんと勉強しましょうね。
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2006年07月25日 Tue

禁煙宣言【日記】

死なせて欲しい。


本日をもって、僕の期末試験は終了いたしました。本来であればここで喜びのあまり裸で街を練り歩いたりするはずなのですが、試験終了なんてどうでもよくなるような憂鬱な出来事が起こりました。


最終の試験を終え、僕はひとりでキャンパスの近くのマックではやめの夕食をとっていました。そうしてレポート用紙とシャーペンを取り出し、徒然に思いを綴る。何か一段落したときにマックで日記を書くというのはここ2年の僕の習慣でして、きょうもたらたらとおもしろくもなんともない日記を書いて2時間ほど過ごし、電車に乗って帰ってゆきました。こんなことせずに、まっすぐ家に帰ればよかったのに‥‥‥。


各駅停車の車両に揺られ、暗い闇の中を走る電車。最寄りの駅に到着したときには、時計の針は8時をまわっていました。改札を抜け、カエルの鳴き声だけがする田舎道を通り、自宅へと向かいます。

(ふー、やっと試験が終わった。これで明日から好きなことができる)


そんな開放感に浸りつつ、僕はカバンから煙草を一本取り出して火をつけたのです。いつもなら滅多にしない歩き煙草。一日に5本程度しか吸わない煙草。それをこのタイミングで‥‥‥。


生暖かい、夏の夜の空気に白い煙を吐いて歩いていると、前方から学生の男女が歩いてくるのが見えました。僕は今日、遠い方のキャンパスに行ったのですが、そのふたりは近くにあるキャンパスから戻ってくるようでした。長い長い坂を下って。


もう夜の8時をまわっていたので人影はほとんどなく、前方から歩いてくる男女ふたりがひと際目につきます。ちくしょう、ちくしょう、どうせ僕は一人だぜ。なんて卑屈になって煙草をふかしながら通り過ぎようとしたそのときですよ。

「グレエくーん」

女の子の方が僕の名を呼ぶではありませんか。驚いてその声の主に視線を向けると、笑顔でこちらに手を振る塩田さんの姿がありました。


塩田さんというのは僕とおなじサークルに所属する女の子です。で、先日僕が誘って彼女とふたりでいっしょに勉強をしたのですが、それ以来ちょっと、ときめきメモリアルな感情を持っているのです。いいですか? その人が、夜に、見知らぬ男と、反対側から、歩いてきた、んですよ? もう死にたくなりました。軽く5回は自殺したくなりました。引き返して線路に飛び込んでやろうかと思った。


それで、憎々しく思っていたふたり連れの一人が塩田さんであるとわかり、だいぶ狼狽しましてね。ええ、狼狽したんですよ、狼狽。例の勉強会から会ってなかったこともあってかなり狼狽しましてね。手は振り返したものの、なんか、普通に声が出ませんでした。「あっ‥‥‥」とか言ってました。


彼女は男友達も多いですから、男の方はただの友人だと思うのですが、しかし彼女が男と歩いていたというだけで軽く5回は死ねるくらいショックです。なのに、さらに悪いことに僕は煙草を吸っていたのですよ。以前であればこんなの気にしないわけですが、今となってはこう、なんか印象悪いかな、とか思うわけですよ。まあ以前は彼女にも見えるところで平気で吸っていたのですが、今となってはこう、気にしてしまうわけですよ。

「煙草吸う人ってイヤ」

とか思われていたら最悪ではないですか。軽く18回は死ねるじゃないですか? だからもう、彼女とすれ違った3秒後には固く決意していました。もう、煙草は辞める、と。


3年間吸い続けてきて一度も禁煙しようとは思わなかった煙草。それをたった3秒で辞めると決意。18本残っていた煙草の箱も、道すがらコンビニのごみ箱に捨てました。部屋に帰ってからは部屋中のライターやマッチ、空き箱や吸い殻を集めてぜんぶマンションのごみ置き場へポイ。うん、なんかもう、ごみ袋を運びながら泣きそうになってた。っていうか泣いた。


それでもなんだか気持ちの収まらない僕は、mixiの日記に禁煙の宣言をしたのですよ。それがつい2時間ほど前です。無期限での禁煙を高らかに宣言。塩田さんもmixiをやっていますから、これを読んで煙草を辞めたことを知って欲しい。そして嫌わないで欲しい。っていうかつきあってください。そんな思いを込めて電光石火の素早さでタイピング。日記をアップロードしました。

「明日からぜったい禁煙します!」

さて、これで塩田さんの僕への印象もアップするはず。とか思っていたら、日記のアップロードから8分という電光石火の早さで塩田さんからコメントがつきました。

「禁煙‥‥‥。わたしはさっき見たぞw」


明日からだと言っとろうがっ! っていうかな、呑気にコメントとか書いてるけどな、お前に見られたからやめるんじゃあボケェェェェェェ! うわーん!


というわけで、これまでの日記でもっとも死に近い状態でお送りしました。きょうで更新がストップしたら死んだと思ってください。
posted by グレエ at 23:17 | Comment(6) | TrackBack(0) | edit


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2006年07月23日 Sun

100回目【日記】

本日は朝からLANケーブルをぶち抜いて勉強に勤しんでおりましたグレエです、こんばんは。


さて、開設以来約5ヶ月が経過し、記事数が今回の日記でちょうど100となりました。まあ、あとで過去記事とか消すかもしれないからズレる可能性はありますが、とりあえず現在のところは100。もう「開設したばかりのサイト」ではなくなってきましたね。


2月後半にブログを開設し、だいたい毎日か一日置きに更新してきたわけですけど、考えてみると相当な時間がブログ更新に注ぎ込まれたことになりますよね。貴重な青春時代の数百時間がこんな文章のために浪費されたのかと考えると、いますぐに京都タワーから飛び降りて自殺したい衝動に駆られます。


でまあ、100回目だからといって企画とかそういうのはないのですが、折角なので僕の写真をさらします。それも、目線とかモザイクとか一切なし。正真正銘、僕の素顔です。では、これからもよろしくお願いします。


























グレエの素顔.jpg



ごめん、ちょっとブレた。
posted by グレエ at 20:43 | Comment(8) | TrackBack(0) | edit


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2006年07月22日 Sat

やさぐれ相談室【日記】

こんにちはー! グレエお兄さんだよ!


きょうはチビっ子たちの将来の夢について、お兄さんがアドバイスをするよ! それじゃあ行ってみよー!



【とおるくん、5歳】
ぼくは、おおきくなったら、宇宙飛行士になりたいです。
【アドバイス】
たぶん無理。


【たくやくん、6歳】
ぼくは、おとなになったら、お父さんみたいなりっぱなお医者さんになりたいです。
【アドバイス】
2025年には医者の数が過剰になるそうです。やめておきなさい。


【えりちゃん、4歳】
おおきくなったらお父さんとけっこんしたい。
【アドバイス】
10年経ったら考えが変わるはずです。


【たけしくん、6歳】
おとなになったら、じゅんこせんせーとけっこんしたいです。
【アドバイス】
きみが大人になる頃には先生は中年のおばさんなんだよ、それでもいいの?


【あやちゃん、6歳】
おとなになったら、きれいなおよめさんになりたいです。
【アドバイス】
14年経ったらもう一度お兄さんにお便りを送ってね!


【わたるくん、7歳】
パイロットになりたい。
【アドバイス】
たぶん無理。


【さえこちゃん、5歳】
しょうらいは、お花やさんになりたいです。
【アドバイス】
そうですか。


【けいすけくん、7歳】
せかいいちはやいレーサーになりたい。
【アドバイス】
たぶん無理。



【ゆうじくん、5歳】
コアラになりたいです。
【アドバイス】
ぜったい無理。



はい、きょうもいろんな夢があって楽しかったね。お兄さんのアドバイスは参考になったかな? まだまだみんなの将来の夢を募集してるから、どんどんお便り送ってね。ちなみに、上のお便りはぜんぶお兄さんのねつ造だから、ほんきにしちゃだめだよ。じゃあまたねー。バイバーイ!
posted by グレエ at 00:47 | Comment(8) | TrackBack(0) | edit


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2006年07月21日 Fri

うるさい【日記】

ボク、ウルサイ奴、大キライ。


そう、僕はついつい言葉が片言になってしまうくらいうるさい奴が嫌いなのです。思わずミスターポポの口調になってしまうくらいうるさい奴が嫌いなのですよ。公共の場所で無神経に大声でしゃべったり爆笑したり、そういう人種が許せない。


先日、暇つぶしにキャンパスの中のある建物に行きました。そこはネットに接続されているパソコンがたくさん設置してあって自由に使えるというネット中毒の僕にとってはパラダイスのような場所。その日も意気揚々とその楽園へと赴いたのです。


でも、その場所が酷いもんなのよ。自動ドアを入ってまずエレベーターで上にあがり、通路を通ってそのパソコンがある教室へ行くのだけれど、その途中の通路が酷い。楽園っていうか、アヘン窟みたいになってる。もう無法地帯。治外法権みたいになってる。


そこには茶髪だったり金髪だったり、頭がスパーキンなヤンキーみたいな人種が溜まっていまして、思い思いに地面に座ったり寝転んだりしてるんですよ。それで大声でなんか話してるの。

「あー、マジだりー。試験マジだりー」
「ほんとだよなー。大学爆発しねーかなー」
「じゃあおれ、明日キャンパスにダイナマイト仕掛けるわ」
「おま、それはヤバいべ! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

まあこれは想像上の会話なんですけど、なんかそんなテンションでくっちゃべってんですよ、バカが。いや、ここは大学ですよ。公共の場ですよ。通路ですよ。なんでそこに座ったり寝転んだりしとんねんと。ここはお前らの部屋かと。お前らをダイナマイトで爆破したわ。


奴らがそこで談笑する光景は、世界史の教科書の挿絵でみた中国のアヘン窟そのもの。そこが学問の府である大学の一隅だなんて、とてもじゃないが信じられない。アヘン戦争が始まっちゃうんじゃないかって勢いで笑い転げてたからね。文字通り床で笑い転げてたからね。


そんなアヘン窟を抜けると、パソコン数十台が整然と並ぶ教室。空いている席に座って電源を入れます。そうしていつも見ているサイトを次々に巡回。いやあ、やっぱネットはいいよね。ネット最高。もうネットの世界だけで生きていける。などと引きこもりへの階段を全力で駆け上っていると、前の席に座ってる女子二人が話し始めた。

「この前飲み会したときさー、マリナとジョニーがぐでぐでに酔っぱらっちゃってー」
「マジー?」
「ジョニーが一人で帰れないからあたしとヒデで送ってたのー」
「最悪だねー」

よく覚えてないのだけれど、そんな話をおっぱじめたのですよ、教室内で。ネットを堪能している僕の目の前で。もう切れそうになったね。いくら解放されている教室だとは言え、長々と大声でおしゃべりするなんて許せない。お前らのくらだない会話と僕のネットサーフィンのどっちが大事だと思ってんだ。どっちもどっちだけど。


で、前の女子二人の後頭部に突き刺さるような視線を送っていたそのときですよ。隣の席に座った男が猛烈な勢いでキーを叩いてるの。チンパンジー顔負けの乱暴さでキーを叩きまくってる。そいつのモニターを見てみるとまだ起動の途中だったのだけれど、その遅さに業を煮やしたチンパンがイライラしてキーボードを連打。連打したって早く起動するわけじゃないのにキーボードを叩き割る勢いで連打。バカかこいつ。


起動したら起動したで、コンビニ袋からプリンを取り出して堂々と食べはじめる始末。教室の前には日本語ではっきりと飲食禁止と書いてあるのにプリンを食べはじめた。うん、ほんとにチンパンジーなんじゃないかと疑いたくなりましたよ。


それからしばらくするとまた見るからにバカそうな男が数人教室に入ってきて、プリン食ってたチンパンジーに話しかけて彼の周囲に座ってきたんですよ。いやもう、勘弁して欲しい。


いよいよその場のうるささや無神経な会話に耐えられなくなった僕は決然と立ち上がりましたよ。パソコンのスイッチも切って立ち上がりました。

「ちくしょうお前ら、公共の場所でうるせぇんだよ! 話なら外でしろ! 他人の迷惑考えやがれ!」

と思いつつ教室を出てってやった。


教室を後にしてその建物、っていうか現代版アヘン窟から外に出るまでにも、やはりまたうるさい人々がいらっしゃって騒いでるんですよ。浴衣を来たアホっぽい女の子とか相変わらず汚い床に寝転ぶ男がどうでもいい話をしている。ああもう、我慢の限界だ!

「お前ら、いい年して廊下に寝転んだりして恥ずかしくないのか! それじゃ小学生と同じレベルじゃないか! お前ら老けた小学生か!」

たまりかねた僕は心の中でそう一喝し、静かに出てってやった。出てってやった。
posted by グレエ at 19:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | edit


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2006年07月20日 Thu

人生の目的【日記】

人間は何のために生きるのだろう?


この大問題に、人類は数千年ものあいだ頭を悩ませてきた。古代ギリシアの賢者も必死になってこの問いに取り組んだし、歴史上、この問題が無視されることはなかったと思う。人間として生まれてきたからには、この問いからは逃れられない。


しかし現代人の生活を見ていると、どうもこの問題に真剣に答えようとしている人はほとんどいないようにすら思える。率直に言えば、人生の意味について考えていないように思えてしまう。


戦後の急速な経済成長を遂げ、世界でもトップクラスの先進国となった日本。物があふれかえり、食べ物は文字通り捨てるほどある。毎日の時間を退屈せずに過ごせる娯楽も豊富になって、子どもはいつでもどこでも携帯用のゲーム機で遊びに興じ、青少年はカラオケやボーリングで愉快な休日を過ごし、中高年の人々はゴルフや旅行を楽しんでいる。しかし快楽を追求するのに反比例して、人生の意味が希薄になっているんじゃないかと思う。人間の一生が極めて単純になってしまっているんじゃないかと、僕は危惧しているのです。


おそらく昨今の凶悪犯罪というのも、人生の重さが分からなくなったからこそ起こった悲劇なのではないでしょうか。友人がいじめられたから、ムカついたから、そういったあまりに短絡的な理由で人を殺す。それは人生、つまり人間の命の重みが実感できないからだと思います。もし人生について真剣に悩み考えていたら、そんなことはできないと思うのです。僕は改めて問いたい。


果たして、人生の目的とは何なのか?


ある人は異性にモテることだと言うかもしれない、ある人はいい大学にいっていい企業に就職することだと言うかもしれない、またある人は名誉やお金を得て勝ち組になることだと言うかもしれない、しかし人生とはそんな薄っぺらなものなのでしょうか? 人間の一生は、そんな外面的なものによって決定されるほど軽いものなのでしょうか? そんなはずはないと思うのです。


哲学者デカルトの言葉に、こういうものがあります。

「欠けるところのない決意と徳をもって、自己の最善と信ずるところをすべて実行したのだと、良心が証明してくれさえすれば十分なのです」

つまり、他人の評価がどうであれ、自分が正しいと信じたことを成し遂げれば、それで自分は満足である、よい人生を送ったと自信を持って言える、ということだと思います。そう、何を所有しているか、他者にどんな評価をされるか、そんなものは関係ない、要するに自分が最善だと確信したことを実行できたかどうかだけが人生において意味を持つのです。


文明の発達や物質的な豊かさによって、残念ながら現代人の人生は空虚なものになってしまったと思います。しかしそんな悲しい時代のなかでも、僕は自分なりに人生の意味を考え、最善だと思ったことをやり、老人になったときに「自分の人生は、いい人生だった」と言えるようになりたいのです。


僕の周りにはパソコンがあって携帯電話があって漫画があって、あたかもそんな高尚なことは考えさせまいとするかのように誘惑がちりばめられているけれど、それらに負けないように生きて行きたいと思います。人生の意味について考えて、一日一日、一瞬一瞬を精一杯生きていきたいと思うのです。
















【きょうの僕の一日】
午後2時:起床、その後ネットしたり漫画読んだり。
午後6時:大学に行ってブログのネタを考える(妄想)。
午後8時:帰宅、その後ネット。
午後10時:ブログ。



精一杯生きるのは明日からってことで。
posted by グレエ at 21:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | edit


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2006年07月19日 Wed

暇潰し【日記】

どーもー、グレエでーす。暇でーす。


きょうはやや重い試験が2つあったのですが、あしたから月曜日まで1つも試験がありません。4日間も予定なしって、どうしろっていうんでしょう? どうしろっていうんですか? 勉強しろってか? ずっと勉強だけしてろってか? やってられっかべらぼーめ!


‥‥‥えーとその、すみません、正直、書くこと決めてません。書くことがありません。


あの、僕の場合、書くことといったら自分の生活上のことか妄想くらいしかないわけなんですよね。他の人だったら社会の動きだとか芸能人の話とか、テレビで知ったことをネタにして日記を書ける。やれイナバウアーがどうしたワールドカップがどうした極楽トンボの山本が性犯罪を犯したと、さながら尽きることのない泉のようにして日記が書ける。その点、僕の場合は部屋にテレビはないわ新聞は取ってないわという世捨て人的な生活をしているので、世の中のことがぜんぜん分からない。


テレビというのは確かに便利なツールです。少なくとも先進国の間では必要不可欠なメディアになったといっていいでしょう。ニュース、スポーツ、教養、娯楽、それらすべてを網羅し、また世論を形作る上でもおそらくもっとも影響力の大きなメディアであるといえます。


しかしテレビによる害悪というのもまた大きいと思うのです。世の中の人はテレビがあって当たり前で、毎日2、3時間くらいはふつうにみると思いますが、知らず知らずのうちに大きな影響を受けているはずです。その最たる例が欲望のコントロールなのです。


毎夜のように放送されるドラマ、そこでは美男美女が脳がとろけるような恋をして視聴者はそれをみて「あんな恋がしてみたい!」なんていう幻想を抱くわけです。伊藤美咲だとか木村拓哉みたいな人とロマンティックな恋をしたいなんて考えるわけですよ、ブサイクが。もうね、アホかと、馬鹿かと。そんなドラマみたいな恋がそこらへんに転がってるはずがないだろうと。お前に、お前ごときに伊藤美咲レベルの女性が興味を持つわけがないだろうと。お前は生まれてから一度も鏡を見たことがないのかと言ってやりたい。


あるいは娯楽番組、料理だとか旅行だとか、様々な分野についての番組が狂ったようにブラウン管や液晶から垂れ流しにされている。しかしちょっと考えて頂きたい。自分は滅多に体験することのない、もしかしたら一生縁がないかもしれない高級レストランの夕食や豪華な海外旅行、そんなものを毎日のようにみていたら自分の現実生活がひどく貧しく感じられてしまうのではないでしょうか? 欲求をかき立てられることによって自分を見失う。質素倹約の美学を忘れて分不相応な生活をうらやむ。それは精神衛生上よろしくありません。


そして極めつけはコマーシャルですよ。なんなんですかあれは? あれはなんなんですか? 番組をみている途中で15分に一回という狂っているとしか思えないペースで差し挟まれ、本来なら興味のかけらすらない商品を何度も何度もみさせられる。実際は単なる清涼飲料水に過ぎないものに、ドラマ性や人気俳優のイメージを植え付け、繰り返し放送することにより視聴者の購買意欲を促す。これはひどく不健全だし不自然なことだと言わざるを得ません。例えるなら15分に一回、チョコレートパフェを見せつけられるようなものです。

「ねぇ、ほら、このパフェおいしそうでしょ? 食べたい? でもあげないよ」

と言われているようなものです。そんなやつがいたら本気で顔面にパンチをくらわせてやる。顔がムカつくやつだったら歯をへし折ってやる。かわいい女の子だったら「いじわるなやつ〜!」って言ってギュッて抱きしめてやる。キスしてやる。キスがしたい。


そうやってテレビは現代人の欲望を喚起し、企業の利益や経済に都合のよいように商品を買わせているのです。現代という時代は、狂っている。


すみません、ちょっと話が脱線しましたけど、月曜日まで試験がないわけなんですよ。明日あさってあたりは暇だし人としゃべる機会もないしで廃人のような日々を過ごすことになるのは火を見るより明らかです。ほんと困った、マジで困った。こういうときテレビでもあれば暇つぶしになっていいんだけど。
posted by グレエ at 22:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | edit


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